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雛人形の相場とは?値段に違いがある理由も解説します

雛人形の相場とは?種類ごとに値段をまとめました

雛人形を選ぶにあたって、予算はどうしよう、サイズはどうしよう、今っぽい流行りのデザインにするか、古典的なデザインにするか、何人飾り、何段にするかなどと悩む方は多いと思います。

雛人形の価格は地域やお店によって違いがあります。適切な値段が分かりづらい商品ですので、できるだけ多くの商品を見て、ご自身で知識を得てから購入して頂きたいと思います。ここでは、気になる雛人形の価格について種類ごとに紹介していきます。

親王飾り

親王飾りは、男雛と女雛のセットです。

写真は、藁胴(わらどう)に手足を付け華やかな衣装を着せ、頭(かしら)を差した衣裳着人形です。

売れ筋の価格帯は12.5万円前後です。

三段飾り

三段飾りは、親王と三人官女のセットです。道具は、お駕籠、重箱、御所車などが飾られ、華やかさが増します。飾り台に高さがあるので、直接床に飾ることができます。

売れ筋の価格帯は25万円前後です。

収納飾り

親王のセットですが、こちらは飾り台が収納スペースになっており、人形や道具などが飾り台に収納できるタイプです。コンパクトに収納できるので、近年では人気があります。飾り台に高さがあるので、見栄えも良いです。

売れ筋の価格帯は10万円前後です。

収納飾りについてはこちらのページでも詳しく解説しています。

 

立ち雛

親王のみでコンパクトな飾りです。飾る道具は少ないセットが多いので、飾り付けが簡単です。

そして、歴史が深く、格式高い人形です。また、シンプルでおしゃれなので、大人にも人気があります。

売れ筋の価格帯は15万円前後です。

木目込人形

木目込とは、桐の粉と糊を混ぜたものや、成型したボディに溝を彫り、そこに金襴(きんらん)などの布地を入れ込んで着せ付ける人形のことです。(近年ではウレタン製の物もあります。)

目は細い毛筆で書き入れるものが多く、優しい表情が特徴です。比較的コンパクトに飾れるサイズが多く、近年では人気のタイプです。

売れ筋の価格帯は10万円前後です。

七段飾り

親王、三人官女、五人囃子、随身、仕丁の十五体の人形と嫁入り道具などが揃っています。古来より七という数字は縁起の良い数字とされています。別名「十五人飾り」とも呼ばれています。

売れ筋の価格帯は40万〜50万円です。

七段飾りについてはこちらのページでも詳しく解説しています。

気を付けてほしい雛人形の価格について

不当に高い景品を付けたり、強引な客寄せをするお店を避けることはもちろん、大幅な値引きをするお店は信用できません。雛人形は、正当な価格がわかりづらく、値引きも正当な値引きとは言えない可能性があります。

そこで、適正表示宣言店として、日本人形協会が認定したお店で選ぶことが賢明でしょう。

日本人形協会では、不当表示広告追放キャンペーンを行っています。

不当表示広告キャンペーンについてはこちらのページで詳しく解説しています。

雛人形の値段に違いがある理由とは

雛人形は、分業で作られています。大きく分けて、頭(かしら)、胴、着付けはそれぞれの専門の職人が作っています。それぞれ別の場所で作られたものを組み合わせて、ひとつの雛人形が出来上がるのです。

人形については、頭(かしら)、生地、仕立て方で値段が変わってきます。また、持道具や屏風、道具も、作り方や材料によって値段が変わります。ここでは、一般的な違いを紹介します。

頭(かしら)

頭はお顔のことですが、人気のお顔は高くなります。また、髪の生え際の細かさ、綺麗さも影響します。

生地

生地は、材質によって値段が違ってきます。正絹、化学繊維、正絹と化学繊維の両方を使用したものがあります。織物、金彩、刺繍などによっても変わります。

仕立て方

仕立て方は、着付けの綺麗さです。例えば、姫の何枚も重ねられた襟、袖がきれいに揃っているかなどです。「本仕立て」というアピールがされている雛人形がありますが、雛人形において正しい仕立て方が決まっているわけではありません。

屏風

屏風は使っている紙や布の質で違いがあります。また、金箔も印刷のものもありますし、金を貼っているものもあります。その金の純度も影響します。柄も刺繍や手描きは高くなります。

持道具

例えば、姫が手に持っている扇ですと、紙に印刷されているのか、手描きなのかによって、値段が違ってきます。

道具

木製とプラスチックがありますが、それは特に値段の差はありません。本金を使っていたり、本金蒔絵(ほんきんまきえ)は高くなります。本金蒔絵とは、漆で表面に文様を描き、金や銀などの金属粉や色粉を蒔き付けて付着させる漆工芸のことです。

雛人形は後から買い足してもよいのか

親王飾りを買ったけど、しばらくしてから三人官女を飾りたくなった、道具を増やしたくなったと思うこともあると思います。そんなふうに買い足すのは良いとされています。

しかし、気を付けて欲しいことがあります。次女が生まれて雛人形を用意するときに、長女の雛人形のセットに、次女用に三人官女を買い足す、または道具を買い足すことです。それは雛人形を飾る意味と少し違ってしまいます。

雛人形はひとりにひとつのお守りです。女の子の幸せを願う他に、その子の厄を身代わりになって受けてくれる意味があります。

しかし、ご家庭の色々な事情から次女に雛人形を用意できない場合もあると思います。そんなときには、小さい親王のみでも良いので用意してあげることをおすすめします。

それは、雛人形は親王がメインで、他の人形や道具は付属品という考えがあるからです。その考えからいきますと、長女の雛人形のセットに次女の親王を一緒に飾り、長女の道具を共有することは良いということになります。

雛人形は継ぎ足しの文化だった

人形本体にお飾りを後から追加するスタイルが江戸時代では主流であり、代々人形本体や、お飾りなどを継ぎ足し、大きな飾りになっていったようです。

徳川家の雛人形を例に上げてみますと、親子三代、それぞれの雛人形が並んで飾られています。このように、徳川家の雛人形からひとりひとつの文化を学ぶことができます。

現代でも、昭和40年頃までは、雛人形はバラ売りされていて、親王のセットに親族や親戚がそれぞれ道具などを買って豪華な飾りにしていました。

その後、お店が道具などを含めたセット販売を始めたのです。そのようにお店が完成形を販売するようになったため、「継ぎ足し」の文化が伝承されなくなったのではないでしょうか。

雛人形の継ぎ足しについてはこちらのページでも詳しく解説しています。

倉片人形では単品販売も行っています

買い足しをお考えの方も雛人形を購入しやすいように、倉片人形では単品販売も行っています。お店に展示してある飾り方は参考例です。セットを崩して購入することができます。

飾り台や屏風、道具はいらないから親王のみや、親王は持っているから三人官女のみ、また道具のみ欲しいといったお客様の細かいご要望にもお応えします。

雛人形の買い方などにお悩みの方は、ぜひどんなことでもご相談ください。

雛人形はどのような手順で選べばよいのか

まずは、お店をひとまわりし、商品全部を見てください。その後に必ず、印象に残っている商品があるはずです。その第一印象を大事にして欲しいと思います。商品を見るときには正面からだけでなくななめからも見てください。

そして、その気に入った商品をお家に飾ったらどういう風になるのかを考えます。飾る場所の雰囲気に合っているか、サイズはちょうど良いかなどです。

次に大事なポイントとして挙げられるのが予算です。デザインやサイズが気に入っても予算に見合っていなければ困ってしまいます。

そこで、おすすめするのが節句人形専門店での購入です。節句人形専門店では商品をカスタマイズできるお店があります。気に入った商品を予算に近づけるために、カスタマイズしてオリジナルの飾りを作ることができるのです。

もし、気に入った商品が予算内であれば、屏風や道具などをグレードアップすることもできますので、必ずお気に入りの雛人形が見つかるはずです。

雛人形は、お子様の健康と幸せを願って飾る人形です。長く飾っていただけるように、後悔しない雛人形選びをして頂きたいと思います。

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