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五月人形として金太郎を飾る意味とは?専門店が選び方もご説明します

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五月人形として金太郎を飾る意味とは

江戸時代、五月人形は英雄豪傑として知られていた人物、歌舞伎などで親しみのある人物が好まれて飾られていました。

その中でも人気があったのは、浮世絵にもよく登場する金太郎でした。「十人が九人鍾馗(しょうき)か金太郎」という川柳があるように、特に江戸では、鍾馗と並んで人気がありました。

健康的な体に「金」の腹掛け姿、力持ちで鉞(まさかり)を担いだ金太郎はよく好まれ、熊などの動物を伴っていたことも人気の要因でした。

金太郎は時を経て、健康のシンボルとなっていき、子供が金太郎のように優しく、健やかに育って欲しいとの願いが込められるようになりました。

金太郎人形のモチーフになった昔話と実在の人物

金太郎の童話は子供の頃に読んだ覚えのある方は多いと思います。童話「金太郎」を簡単にご紹介します。

童話「金太郎」

足柄山(静岡県駿東郡)の山奥に金太郎は暮らしていました。金太郎は生まれたときから力持ちでした。石臼をハイハイしながら引きずってしまうほどです。

母親は金太郎に大きい腹掛けを作りました。それは金太郎が早く大きくなるようにとの願いが込められていました。

金太郎は動物たちと友達でした。動物たちと元気に遊ぶうちに金太郎はどんどん大きく成長していき、大きかった腹掛けもピッタリになりました。

母親は成長した金太郎に鉞を与えました。その鉞で薪割りのお手伝いををするようになります。

ある日、金太郎は動物たちと栗拾いにでかけましたが、崖にかかっていた橋がなくなっていました。

困っている動物たちのために、金太郎は近くの大きな木を力いっぱいに倒して橋をかけてあげました。

橋を渡った向こう側には、栗の木がたくさんありました。栗をたくさん拾っていると、突然茂みの奥から大きな熊が現れました。動物たちは怖がっていましたが、金太郎は怖がることなく熊とたたかいました。

山で一番強い熊が相手では、さすがの金太郎もなかなか勝負がつけられません。ですが、動物たちの応援のおかげで、ついに熊を持ち上げ勝ちました。熊は降参して、金太郎や動物たちと仲良くなりました。

その後の金太郎は、すくすくと成長し若者になり、都に住む侍の家来になりました。

金太郎のモデル、坂田金時

このお話の金太郎は、平安時代に実在した坂田金時(公時)の生い立ちが元になっているといわれています。

坂田金時は成長してから「朝家の守護」と呼ばれた名将、源頼光の家来となり、四天王の一人として大江山に住む鬼「酒呑童子(しゅてんどうじ)」を退治するなどの活躍を見せました。

酒天童子とは鬼の頭領で、酒が好きだったことから手下にこの名前で呼ばれていたそうです。

ちなみに、坂田金時は「金時豆」の名前の由来になっているといわれています。また、坂田金時の息子の坂田金平は、きんぴらゴボウの名前の由来になっているそうです。ゴボウの歯ごたえや、唐辛子の強い辛さが坂田金平の強さと通じていたからだそうです。

坂田金平は、江戸の和泉太夫が語り始めた古浄瑠璃のひとつ「金平浄瑠璃」の主人公です。非常に強くて勇ましい武勇伝として語られていました。

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金太郎人形における違いと選び方

金太郎は鉞を担ぐか、鯉を持っているのが定番です。他には熊にまたがっているもの、鯉にまたがっているものなど様々あります。中には、着物を着た金太郎もいます。

選ぶポイントとしては、むっちりとした体が見えている金太郎をおすすめします。「肌を出す」というのは、作るのが難しいといわれています。特に金太郎は力持ちですので、その力持ちな体つきを表現している金太郎を選んでいただきたいです。

 

金太郎以外にもある武者人形

武者人形は、主に人形に甲冑を着せたものをいいます。

最近の武者人形は、強い中にもかわいらしさが加わったものが喜ばれるようになりました。特に、かわいらしさがありつつも、凛々しい童顔で、鎧着の子供大将が人気です。

では、金太郎以外の代表的な武者人形をご紹介します。

鎧着大将

凛々しくもかわいらしいお顔に鎧を着付けています。有名な武将の鎧を身につけているお人形が人気です。

桃太郎

桃は古来から魔除けの植物とされています。桃から生まれ鬼退治をした桃太郎を飾ることで、邪気を払い、お子様の健やかな成長を願います。

鍾馗

中国の魔除けの神様です。唐の6代皇帝である玄宗は病に伏していた際に夢の中で鍾馗に出会い病気を治してくれたという故事から、疫鬼(えきき)を追い払う神として信じられています。学業成就や、ご家庭の守り神としても飾っていただけます。

神武天皇

第一代(日本初代)の天皇です。戦の際に、金色の鵄(とび)が弓の先に止まり光り輝いたので敵は眼がくらみ敗退したという故事があります。そのことから、武勇と平和の象徴として飾られるようになりました。また、文武両道に育ちますようにとの願いも込めて飾ります。

牛若丸

牛若丸は源義経の幼名です。五条大橋で武蔵坊弁慶と対峙し、負かして家臣にしたというお話から長い間、五月人形として親しまれています。

弁慶

源義経の家臣で、七つ道具を持つ豪傑です。強くたくましく育って欲しいと願って飾ります。

 

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