市松人形

市松人形のはじまり

江戸時代に佐野川市松という歌舞伎役者がいました。女形が大変美しかったため、女性に人気がありました。そして、舞台姿の人形が発売され、その「市松人形」が人気になり世に広まりました。それが「市松人形」のはじまりと言われています。佐野川市松は、東洲斎写楽の絵でも有名です。また江戸中村座で演じた「心中万年草」で着た紺と白の「石畳の模様」が「市松模様」と呼ばれるようにもなりました。

雛人形と一緒に飾る

佐野川市松の容姿の美貌さから、市松人形は女の子が美しく育つようにと願いを込めて飾るようになりました。
一般的には、雛人形は母方から贈られることが多いですが、父方からも何かお祝いしたいということで市松人形を贈る地域もあります。その場合「お迎え人形」としてお雛様をお迎えします。

かわいい髪型の市松人形「愛ちゃん」

最近では、現代風にパーマのつけ毛を付けたり、お花の飾りを付けた可愛らしい髪型の「愛ちゃん」が人気です。お顔も親しみやすく飾りたくなりますね。

オンラインショップでも取り扱っていますのでぜひご覧ください。