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破魔弓ってなに?

男の子の初正月祝として贈られる破魔弓。破魔弓は読んで字のごとく、魔除け、厄払いの意味があり、邪心や邪気、邪道など邪(よこしま)なもの全てを払うお守りです。
破魔弓のルーツについて少し探ってみましょう。

起源

鳴弦の儀

宮中で男の子が生まれるときに行われた、「鳴弦の儀(めいげんのぎ)」が起源とされています。鳴弦の儀は鬼を退ける儀式で、矢を使わずに弓の弦を引いた時の音を四方へ発するのが特徴的です。
弦を弾く音は鬼が嫌う音とされており、鬼が起こす魔気や邪気を祓うとして、鳴弦の儀は行われてきました。

鳴弦の儀は、現在でも皇室では儀式のひとつとして受け継がれています。これが破魔弓の起源とされています。

鬼門と弓

「鬼門」という言葉を聞いたことはありませんか?良くない結果が起こりやすいときを鬼門といいます。
日本では旧暦の12月から1月の間は十二支による暦の上で「丑・寅」にあたり、これが鬼門に当たる時期とされています。
ちなみに鬼は、牛の角が生えていて、虎柄のパンツを履いている印象ってありませんか?このイメージは、「丑・寅」の鬼門から想像されています。

12月から1月になるとき、つまり年越しの瞬間に鬼がやってくると信じられていました。鬼から身を守るため、鳴弦の儀が年越しの時期に行われる年中行事として変化していきました。
よく、「年を越せない」というフレーズを使いますが、ここに語源はあったのですね。

やがて鳴弦の儀は、弓矢の贈答品として、民衆の間で広く伝わるようになりました。そして年の暮れに鬼から身を守るため破魔弓を飾る、現在の形になったとも言われています。(諸説あり)

男の子は破魔弓、女の子は羽子板、といった風習がありますが、もともとはどちらも破魔弓でした。しかし、弓矢という武具を女の子にはいかがなものか、といった理由もあり、その代わりとして羽子板を贈るようになりました。詳しくは次の記事をご覧ください。

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破魔弓を飾る時期

破魔弓

12月中旬頃 ~ 1月15日頃に飾るのが良いでしょう。
「鬼門と弓」でも触れたように、鬼から見を守るために破魔弓を飾ります。「無事に年を越せますように」という意味合いで、年末に飾っておくのが良いとされています。
1月15日はちょうどお正月飾りを焼く、左義長(どんど焼き)の行事が行われることから、この日まで飾っておくのが良いでしょう。

もちろん現代の破魔弓は工芸品としても美しいので、年中飾ってあっても良いでしょう。

節分と鬼

節分の鬼

「鬼は外」という言葉をみなさんも口にしたことがあるのではないでしょうか?
実は現代の節分は、旧暦の年末にあたります。

新暦旧暦
12月31日2月3日(節分)
1月1日2月4日(立春)

旧暦では年の暮に鬼がやってくるので、「鬼は外」であることがわかる行事ですね。節分はもともと年末行事であったことがわかります。

まとめ

破魔弓は、12月から1月にやってくるとされている鬼から身を守るためのお守りや魔除けの意味があります。

生まれたお子さんに対して、「無事に年を越せますように」と願いを込めて贈った破魔弓。

破魔弓の起源や意味合いを理解し、年末を過ごしてみてはいかがでしょうか?


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