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節句人形の老舗専門店「倉片人形」の職人による、雛人形の作り方

ひな人形の作り方6

雛人形ができるまで、工程を紹介します

頭→腕→裁断→縫製→着付け→振り付け→頭さし

頭にお化粧

木型で型抜きした頭(かしら)に胡粉(ごふん)を塗り重ね、目・鼻・口を整え、お化粧をします。胡粉とは、ハマグリやカキ、ホタテの貝殻を焼いて作った白色の顔料のことです。

雛人形の制作は分業になってます。各パーツごとに専門の職人がいて、頭は頭師が製作しています。髪は結髪師、胴の製作、着物の着せ付けもそれぞれ専門の職人が製作します。

腕を付ける

振り付けの形をつけやすくするために、藁(わら)で作った藁胴に腕金 (うでがね) という針金をさします。腕金は、胴に対してまっすぐにささなければなりません。まっすぐにささっていないと、肩と肘を曲げて雛人形の形を作る振り付けの作業のとき、まっすぐに正面を向かせることができません。

衣装になる布の裁断

和紙を裏張りして布地に張りをもたせ、大きく分けて襟(えり)、着物、袖(そで)、裾(すそ)などの各部分ごとに細かく裁断します。刺繍など手切りをする生地もありますが、ほとんどは裁断機で裁断します。

縫製

裁断されてきた襟(えり)、着物、袖(そで)、裾(すそ)、などの部品をそれぞれ縫製して、衣裳を仕立てあげていきます。ミリ単位で縫いますので、熟練した技術が必要です。

着付け(裾)

人形の衣裳は襟、着物、袖、裾などの部分に分けて仕立て、裾のほうから着付けていきます。バランスを見ながら胴に巻きつけるようにして付けます。

着付け(襟元)

襟もとは顔を引き立てるたいせつなポイント。布を何枚も重ね合わせて作ります。
一枚一枚色が違う布なので、それぞれの色が見えるように少しずつずらして重ねます。ずらした間隔が同じになるように丁寧に重ねます。

着付け(着物・袖)

着物を着せ付け、袖を入れたら衣裳はほぼ出来あがりです。生地は人形用として特別に織ったものです。
袖は何枚も重ね豪華さを出しています。重ねている袖一枚一枚も丁寧に作られています。

振り付け

振り付けは、胴にささっている最初はまっすぐな腕金を、肩と肘の部分で曲げて雛人形の形にする作業です。人形の大事な形を作る振り付けは熟練 (じゅくれん) を要する工程で、腕の位置ひとつで人形の出来栄えが決まります。少しの角度の違いでバランスが悪くなってしまうので、一体一体同じように振り付けするのはとても難しい作業です。持道具をちゃんと持てるように手の位置も微調整しながら完成させます。

頭をさす

頭 (かしら) をまっすぐにさして完成です。上向きや下向きにならないようにまっすぐ正面を見据えているようにさします。

顔はどれも同じように見えますがそれぞれに個性があります。目が切れ長でキリッとした表情のお顔や、優しく微笑んでいるように見えるお顔、口紅が赤やピンクのお顔もあります。

 

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