雛祭りになぜちらし寿司を食べるの?

雛祭りにちらし寿司を食べる理由は諸説ありますがコレ!といった由来はないようです。ですが諸説にはどんなものがあるのかご紹介していきたいと思います。

自然の恵みに感謝

「春の、山や川の自然の恵みに感謝し、縁起の良い食材を使いお祝いする」という意味。
縁起の良い食材とは海老、レンコン、豆が代表的です。そして食材それぞれには食べる意味があります。

海老長生き
レンコン先まで見通せる
まめに働く

なれ寿司から、ちらし寿司へ

引用:ippin | https://ippin.gnavi.co.jp/article-1227/

平安時代、雛祭りをはじめお祝いの行事で食べていた「なれ寿司」というお寿司がありました。なれ寿司は魚に米を詰めて発酵させ、独特な匂いと味のするお寿司です。
江戸時代になると、見た目が地味ななれ寿司から、具を混ぜ込んで作る「ばら寿司」を食べるようになりました。そして現代に引き継がれるうちに、見た目も豪華な「ちらし寿司」を食べるようになりました。

ちらし寿司以外の定番料理

ちらし寿司の他にも雛祭り定番の料理にはそれぞれ意味がありますのでそちらもご紹介したいと思います。

はまぐりのお吸い物

はまぐりは対の貝殻でなければピッタリと合いません。そのことから「夫婦和合」という意味があります。仲の良い夫婦を表し、幸せな結婚生活が送れますようにと願います。

雛あられ

雛あられは基本的に四季を表す「桃、緑、黄、白」の4色です。「一年を通して健康で幸せに過ごせますように」という意味が込められています。

菱餅

健康を願い、厄払いの意味があります。下から緑、白、紅の順に重ねられています。雪の下から新しい緑が芽吹き、桃の花が咲く様子を表しています。

新緑、若葉健康、厄除け
洗浄、長寿
桃の花魔除け

雛人形と一緒に楽しむ食事

雛人形にも雛祭り定番の食事にも女の子の幸せ、健康などを願う意味があります。雛人形を飾り、家族みんなで食卓を囲み楽しい雛祭りを!!